ABOUT
es records:一枚でも多くの音楽を売るのではなく、一人でも多くの方に音楽を届ける」インディーズレーベル。
あなたは音楽が好きですか?
私の話を少し。
18歳になるまで、私は自分の好きなものを他人に伝えるのが恥ずかしいと思いながら生きていました。
中学も高校も親友と呼べる人も居なく、バイトもせず、ただ家と学校を往復する毎日でした。
そんな私の唯一の楽しみは音楽を聴く事でした。
急いで家に帰り部屋で小さな音でCDコンポから流れる音楽、それは当時の私にとって一日の中での唯一の楽しみでした。
昼食代と渡された500円を使わずに貯金して、レンタルショップでCDを借りていました。
押し入れの中の段ボール箱には両親がかつて聴いていたカセットテープが山の様にありました。
私は夕食代ですとテーブルに置かれたお金を握りしめて電気屋で900円のカセットプレーヤーを買いました。
眠るときは布団にくるまりイヤフォンを付けて、毎晩そのプレーヤーで音楽を聴いていました。
真っ暗な空間が星々が輝く宇宙の様に感じました。狭い空間が学校のグラウンドよりも広く感じました。
なんにもない毎日を、音楽が、なんでもある毎日にしてくれました。
CDが売れない時代になりました。アーティストが生きづらい時代になりました。
多くのバンドが解散する時代になりました。
多くのライブハウスが潰れる時代になりました。
多くのレコードショップが潰れる時代になりました。
音楽が好きなあなたが生きづらい時代になりました。
私が代表をするこのレーベルは、決して誰かの為に動けるレーベルではありません。
アーティストを救おうというレーベルではありません。
あなたを笑顔に出来るレーベルではありません。
そのうえで私はこう思っています。
私が音楽が好きだから動くレーベルです。
アーティストに救われたいと私が願うレーベルです。
あなたが今日も生きているから動き出せるレーベルです。
ただそれだけなのです。
もしこのレーベルの中の音楽で、あなたが救われたと感じたならば、それはあなたが音楽が好きだという特技です。生きる証です。唯一無二で素敵な人です。
空腹でお腹が鳴っていた。でも音楽も鳴っていたから今日まで生きてこれました。
たった一つのエゴを言うならば、あなたに届けたい音楽がこのレーベルにあります。
es records。
本能に従うという事。
es records 代表より